むらよし農園

面白いことが書ければと。

島のブルース

6時起床。
昨日は11時には床についた。
おかげでスッキリとした目覚め。ばんしろうを肴に飲んだ焼酎も残ってない。


島から高知に戻る朝が来てしまった。

THEいつも通りという朝食を食べ
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まぁこんな朝食一人では絶対に作れないんだけど。

相変わらずの不安定な天気のなか家を出る。
出たいような出たくないような。


空港に向かう途中、島に帰れば必ず寄るサンドイッチ屋さんへ

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ホントに美味しいし、コスパ良すぎて驚く。


朝食を食べたばかりでお腹はいっぱいだがとりあえず3つほど買う。
こういうところに帰省のたんびに激太りする理由がある。
今回は3,5キロに抑えることができたのでセーフっちゃセーフ(なにが?)


空港に着き、搭乗手続きを済ませ、空港まで送ってくれた親にお礼とバイバイを告げてゲートをくぐる。

これまで幾度となくしてきた空港での別れであるが、やはりあまりいいものではない。


高校を卒業し、初めて島を離れて暮らすために空港から飛び立った10数年前の3月。



そのときは両親や友達が空港まで見送りに来てくれた。


「行きたくない」


純度100%の気持ちは飛行機での涙へと変わった。



島の人間が旅立つときというのは、飛行機か船の二択になる。

電車や車では旅立てない(そもそも電車がない)


そういったところもお別れの場面を色濃くしているのかも。



それから時が過ぎて、ある程度高知での生活に馴染んでくると

帰省をして高知に戻るとき

「戻りたくないっちゃ戻りたくないけど戻りたいっちゃ戻りたい」

という感じで気持ちに変化があらわれる。

そしてそれはどんどん

「早く戻りたい」

という気持ちへとシフトしていってた。

帰省することを友人に告げなくなったのもこのあたりかも。

そんな自分が少し嫌になったり、仕方ないのかなとか思ったり。


今回は結構強めの戻りたくない感情が出てた気がする。

また1つ歳を重ねることで考え方や感じ方も変わってきてるのだろう。



そんなことを考えてると飛行機は空港に到着した。

こうなったら気持ちを切り替えていこう!
毎年地元から戻るときに寄るこのお店。
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旧ヤム鐵道


マジでヤバいよね見た目
美味しいしかありえないもん。

絶対にこんな感じのスパイスカレーを作るようになる。絶対に。


去年も全く同じこと言ってた。今年こそは。





帰りの道中サンドイッチ食べる
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結局全部食べた。全部美味しかった。
今週のお題「好きなお茶」
サンドイッチ食べながらコーヒー。chillってるよね。



家に着くとどっと疲れが出てしばらく動けない。

疲れだけではないのかも。

今回の帰省はこれまでの帰省とはまた違ったものになった。地元について深く考える時間がとれたし、今後の自分の人生で地元に帰るという選択肢がどのくらい現実的なものなのかとかも考えるきっかけになった。


コンビニない、スタバない、マックない、スーパーない、信号ない、そもそもお店は20時に閉まる商店が一つあるだけ。

僕の実家のある集落はそんなとこ。
今住んでる高知がとんでもなく都会に思える。

でもこんな海が毎日のようにひとり占めできる。
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ありえないしょ
こんな贅沢ないでしょ

毎回帰って泳ぐたんびに思うこと。
なんて贅沢なことしてるんだろう。ガイドブックに載ってるわけでもないビーチがこんなに綺麗なんてことあるのかな。内地では汚い海にわんさか人が集まるし、地方の少しきれいな海は観光客であふれて地元民は近寄れないなんてこともざら。(柏島とかね)

それなのに、こんなに透きとおった海を一人で泳げる。
なんともいえんね。




こんなセンチなことばっかり書いちゃうってことはやっぱり島に心を揺さぶられて戻ってきたから。


明日から日常に戻れるかしら。
リハビリしなきゃ。

島のブルース

島のブルース

  • 三沢 あけみ/和田 弘とマヒナスターズ
  • 演歌
  • ¥255