むらよし農園

面白いことが書ければと。

本気盛 激辛ニボの持つ本当の力

昨日飲みすぎていたが早起きに成功。

 

頭は痛いし体は重いが嫌な気分ではない。

 

お酒に、良い悪いがあるとしたら

 

昨夜のお酒はきっといいお酒だったはずだ。

 

 

6時45分に出社。お腹は空いていたのでコンビニで朝食を買ってきていた。

 

のり弁当とカップラーメン(デブ)

 

二日酔いの日は食べて治すのが僕の流儀。

守りに入ればとたんに体調は悪化する。食べて食べて体を騙すしか方法はない。

 

のり弁当は店内製造で美味しいのは分かっている。

 

問題はカップラーメンの方。

初めて買ったやつだが果たして美味しいのだろうか(朝食うな)

 

買ったラーメンの名は

『マルチャン 本気盛 激辛ニボ』220円(税別)

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最近のラーメンはこの形でも200円を超えてくる。

200円超えのカップラーメンへの期待は高い。

辛いもの好きの僕にとっては食べる前から美味しいことは確定している。

 

今日の二日酔いは勝ったも同然だな。

 

 

お湯を入れて4分待つ。

 

その間にのり弁当を食べ始めてしまおうか。

 

相変わらず美味しいし、慣れ親しんだ安心感のある味。

 

さて4分経ったので蓋を開けてみる。思ったよりも赤いスープが目に入る。

 

後入れの調味オイルを入れてかき混ぜる。

 

 

「あ~辛い匂いってよりも、結構魚介の匂いするな~ん???ちょっと待てよ・・・これは、この匂いは・・・あれ??何で?えっ吉谷さん?」

 

 

 

 

 

僕は中学校の頃、知り合いの経営する魚の養殖場でアルバイトしていた。

 

完全に法律違反なわけだが、夏休みと冬休み限定なのでオッケーだった。(オッケーとは言ってない)

 

朝7時から14時ごろまでマグロの養殖場をメインに、エサやり、エサ積み、清掃、網の補修、死んだマグロ運びなどをしていた。

 

中学生にとってはなかなかキツい肉体労働。夕方には部活もあった。

毎朝7時に出勤なので6時半には玄関で待ち、迎えに来た軽トラの後ろに乗って出発した。

 

 

 

夏の日差し跳ねる朝、軽トラの荷台で横になって風を浴びる時間は嫌いではなかった。

 

 

アルバイトの内容や当時の生活はそのうち詳しく書こうかな。

 

 

 

 

何が言いたいかというと

 

 

このラーメンからは当時の養殖場の匂いがしたということ。

 

 

 

体調のせいもあるかもしれないが、確実に養殖場

 

一瞬パニックになった。

 

当時の上司の吉谷さんの顔が浮かんできた。

 

吉谷さん元気かな?

 

 

 

匂いというのは体中のどんな器官よりもメモリー機能があると思っている。

 

見知らぬ女性から香る香水の匂いは一瞬で昔の彼女を思い出すし

シーブリーズの匂いや日焼け止めの匂いがすると中学時代の部活の大会を思い出す。

 

スパイスと動物の匂いが混じったような独特の香りは東南アジアで過ごした日々を思い出す。

 

 

今回食べたこのラーメンは僕を、過酷だけど楽しかったあの日々に連れて行ってくれた。

 

それくらい養殖場

 

本当にありがとう『本気盛 激辛ニボ』

 

全然辛くもないし、味なんか1ミリも感じられないくらいの匂いだったけど。

 

エモかったよ。

 

 

 

8年ぶりくらいにお残ししちゃったけど。

 

SDGsの申し子と呼ばれる僕が残してしまうなんて。

反省や。

 

買ってしまった自分を戒めよう。

 

 

ちなみにこの記事は今回食べたラーメンをけなすわけでも不味かったと言いたいわけでもありません。

 

 

ただ伝えたいのは

 

自分の中に眠ってた記憶を思い出させる、

刺激的な香りをまとったエモーショナルラーメンだったということ。

 

食べ物としてのポテンシャルを大きく超えたタイムマシーンだったということ。

 

 

 

養殖場で働いた経験のある方、おススメです。