むらよし農園

面白いことが書ければと。

ネリヤカナヤと食欲

長旅の疲れもあり昨夜は23時過ぎには就寝。

 

朝も8時近くまで寝ていた。

 

朝食から爆食してしまう。

ご飯食べて、うどん食べて、パン食べて。

 

何で朝からこんなに食べるの置いてんの?

何でそれをそんなに食べれるの?

 

 

少しばかり運動をする。

久しぶりな後輩たちと会い、いい稽古ができる。

 

昼は2年ぶりくらいに行く馴染みの店。

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味噌ラーメン

 

野菜たっぷりで旨かった。

 

焼き飯も頼んだけど売り切れてた。残念だけど食べ過ぎずに済んだ。

 

午後からは人を迎えに空港へ。

 

昨日と違い今日は雨が降っていない。

やっぱりきれいな島だな~

 

空港への道中もハッとするような景色が溢れてる。

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誰も写真を撮ってないし、車を止めたりもしない。

こんなきれいな景色が素通りされるくらい日常に溶け込んでるってこと。

 

ヤバいよね。

 

僕が作った景色でもないのに勝手に誇らしくなった。

 

 

 

空港の近くまで来たとき、

 

「飛行機の出発が遅れてるから、到着まであと1時間かかる」

 

 

そうか~急にちょっと暇になったな。

 

 

ということで近くのビーチに行く。

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神様住んでるよね?

 

一人で冬のビーチは結構キテるよね。

 

風の強いビーチでおじさんが一人でブラブラ。

いい冬してんじゃん。

 

 

 

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この島の伝承の一つにこういうものがある。

 

 

『ネリヤカナヤ』

 

 

海の彼方には楽園があるという理想郷の伝承である。

これは、沖縄ではニライカナイといわれ、同じような伝承が残っている。

 

 

昔から不思議な感じだった。

 

楽園はこの島自体ではないか?

こんなに自然豊かで美しいこの島が楽園でいいんじゃないか。

遥か海の彼方に楽園を必要とする理由はどこにあるんだろうと。

 

 

 

今日のこの景色をみると、遥か彼方から神様がやってきて豊穣や豊漁をもたらしてくれるといいたくなる理由もわかる。

 

 

それに昔はこの島は貧困のど真ん中にいたことも想像に難くない。

 

琉球や薩摩からの厳しい支配の中、海の彼方に楽園を見ようとするのは自然な成り行きだったのかもしれない。

 

 

このような歴史や伝説を伝える唄や踊りが各集落に残っている。

 

すたれずにこれからも残っていってほしい。世界自然遺産登録は大変喜ばしいことだし誇らしいが、自然だけでないこの島の魅力も後世に伝えてほしい。

 

 

 

と、島を離れて暮らす人間が偉そうに考える時間になった。

一人でビーチなんかに居座るもんじゃないな。

 

 

 

早く飛行機つけよ。

 

 

当初の予定より大幅に遅れて飛行機は到着。

 

 

家に帰るのも少し遅くなった。

 

そっから親戚と家で飲む。

 

なかなか興味深い話をしてくれた。

 

 

「どこどこの集落はもうIターンの人たちに乗っ取られたらしいよ。」

 

 

「どういうこと?乗っ取られるとかある?笑」

 

 

「集落全体で6世帯のうち、4世帯がIターンの人になったんだって」

 

 

過半数を取られたら集落って乗っ取られるの?

ていうか6世帯しか住んでない集落って集落といえるの?

乗っ取られるも何もIターンの人いなかったら2世帯ってことよね?

 

 

別に特に嫌味な言い方ではなく、面白おかしく伝えてくれたので、叔母さんはIターンの人に良くない印象を抱いているわけではなさそうだ。

 

しかし、島の人の中にはIターンの人々に良くない印象どころか、追い出そうとする人もいるらしい。

 

いろいろと聞いたが奥の深い話だった。

 

この辺のことは今度しっかりとまとめて書いてみたいと思う。

 

 

 

飲んで食べて、また飲んで食べて、最後にまた飲んで。

 

 

こんなことを毎日繰り返している。

 

島に来て2日でもう1.5キロ体重が増えている。

 

これはやばいやつかもしれん。

 

 

来年から始まるダイエットの大いなる助走と考えよう。