5時に起床する。
体のあちこちが筋肉痛だ。
こんな筋肉痛も久しくなかったな。
心地いいもんだ。
寝覚めもだいぶいい。
サウナで整えたからか?ココイチ食ったからか?
あっ、きっと禁煙出来てるからだ。
大晦日に1本吸ったのを最後に2022年に入ってから1本も吸ってない。
数年前にやめたタバコだが、去年は飲み会、キャンプ、ゴルフのたびに吸っていた。
実はこのくらいの中途半端な喫煙が一番やめられないんだ。
やめようと思えばやめれる。毎日吸ってるわけではない。自分で買ってるわけではなく人にもらってるだけ。(泥棒)
このくらいの気持ちだとなかなかやめれない。
なのでもう一度気合を入れ直し完全禁煙を試みた。
もっとしんどいかと思っていたが、新年という何かをスタートするにもってこいの日に禁煙をスタートしたことと、新年早々ノロウィルスにより体調を著しく崩したことで吸いたいと思う暇もなかった。
また、ジム通いを再開させたことも影響は大きい。
体に対する意識が高まることで、タバコから精神的に距離を置くことが出来た。
もう2週間以上経過し、タバコを吸いたいと思うこともなかった。
しかし、そんな禁煙中の僕に強敵が現れた。
金曜ロードショウの「紅の豚」である。
タバコが吸いたくなるときってのは、お酒を飲んでいるとき、キャンプで焚火してるとき、味の濃いいもの食べた後コーヒー飲んでるとき。
そして、タバコ吸ってるシーンを見た時。
ポルコは本当にかっこよくタバコを吸う。
美味しそうにでなく、「かっこよく」が大事。
かっこよくタバコ吸う人やシーンを見ちゃうとどうしても吸いたくなる。
その欲求は強く、僕はコンビニに走り出そうになる衝動を必死に抑えながらテレビを見ていた。
そして、アメリカ野郎との決戦に備えてポルコが弾のチェックをするシーン。
人間に戻り、くわえタバコで弾を選別している。
このシーンを見た瞬間心が弾けそうになり、チャンネルを変えた。
あーーーー分かる分かる。
夜遅くに何か作業しながらくわえタバコ。
目に染みるってわかっててもかっこいいからやめない。
「やってる感」出まくり。
分かりみが深すぎる。
しかもポルコのいる場所は海沿い。
そしてテントを張ってキャンプしている。
最高のロケーションじゃないか。
僕が喫煙者なら3本は同時に吸っていることだろう。
ホントに危なかった。あれ以上みてたら家の中に残ってるタバコがないか探し始めていたことだろう。
見つからなければコンビニに走ったかもしれない。
しかし、ギリギリのとこで踏ん張れた。
吸わない豚はお利口な豚だ。
2週間という禁煙の期間の重みが勝った。
これがまだ1週間とかなら負けていたかもしれない。
禁煙の期間は長ければ長いほど抑止力も上がる。積み上げた時間の長さが欲から身を守るバリアになるんだ。
まだまだこれから。
毎日毎日吸わない1日を積み上げていこう。
粘り強く。
きれいなおじさんになるため頑張ります。
でも、かっこいいおじさんてのはタバコ吸ってるんだよなー。