むらよし農園

面白いことが書ければと。

キャンプ沼、浮上の方法を僕はまだ知らない。

仕事も終わった18時過ぎ、なんとなく帰りが同じになった後輩が

 

 

「えっ飲みます?どうします?」

 

 

と言われた。

 

 

 

「えっ?」から会話が始まるのもよく分からないし、「どうします?」となんとなくそっちが決めてよみたいに言われるのもよく分からない。

 

 

とりあえず

 

 

「あーそしたら飲むか~」

 

という締まらない返事をする。

 

 

「じゃあ先輩の家でいいですか?」

 

 

 

「じゃあ」の意味も全然分からない。僕は一切そんな提案はしていない。

まだ飲み屋が全然開いてる時間に僕ん家からスタートするのも分からない。

 

 

「じゃあいいよ。」

 

そう言って、金曜日の夜というなんとなくの義務感から宅飲みは始まった。

 

終始仕事の話をする後輩。

 

そうか、色々と溜まっているものを吐き出したかったんだな。

義務感だけでなく、飲みたい理由があってよかった。

 

そして、なんとなく22時過ぎにお開きとなり、僕は22時半には寝てしまった。

 

 

 

今週のお題「買いそろえたもの」

 

今日のように、なんとなくで始まってしまうものや、なんとなく買ってしまうもの。

なんとなく揃えてしまうものってあると思う。

 

そこで、今回はお題にもあったキャンプギアの話を。

 

 

僕がキャンプを始めたのは4年ほど前。

 

 

上司に誘われて始めた。

 

始めは自分の道具など一切なく、体一つでキャンプデビュー。

 

そして一発でハマってしまったんだ。

 

 

そのとき上司に言われたのは、キャンプギアを買うなら、いきなり大物を買うのではなく、小物から買ったらいいよということ。

 

意味としては、まずは居候キャンプに何度か連れて行ってもらい、椅子やシェラカップなど、少しずつ自分で持っていけるものを増やしていく。

そして色んな先輩キャンパーの話を聞きながら自分の趣味に合ったテントやタープなどの大物ギアを買うということだ。

 

 

その教えを守り、僕はキャンプを始めてからゆっくりと揃えていき、完全に自分のギアだけで出来るほどになるのに1年ほどかかった。

 

そして大体のギアが揃ってからが『キャンプ沼』の入り口である。

 

 

あとからあとから欲しいものが出てくる。

 

 

 

まるで底なし沼にズブズブとハマるかのごとく。

 

僕はこの沼から浮上する方法をまだ知らない。

 

世のキャンパーならみんな分かると思う。

 

 

 

 

結果僕はテント3つ、シェルター1つ、タープ2つ、コット3つ、テーブル4つ、焚火台2つ、ランタンに至ってはLEDも合わせて7つも持ってる。

 

他のこまごましたものもほとんど複数持ちだ。

 

そしてそのほとんどのものを、しっかりとした自分なりの理由で買っている。

 

その理由とは

 

『ワクワクするかどうか』である。

 

 

僕が買っているものは実用性の低いものも多い。

 

いるかいらないかって言われたらいらない可能性の方が高いものもたくさん。

 

むしろ、本当に必要じゃないものから買ってしまってる節さえある。

 

最近買ったキャンプギアは、アルコールストーブの燃料となるアルコールを携行するための「フューエルボトル」とそれを入れる袋だ。

 

 

ちなみにどちらももう持ってる。

 

そしてアルコールストーブなんて年に2回くらいしか使わない。

 

 

でもかっこよかったんだもん。

 

仕方ないじゃん。

 

 

やはり、キャンプのような『遊び』に持っていくものは遊び心をくすぐるもので揃えたい。

 

使い勝手がよくて安くて丈夫で・・・

 

もちろんそれらの要素もとっても大事。

 

だけど、『格好いい』『ワクワクする』ことの方が大事だ。

 

だからこれからも僕は、キャンプギアを買う時は

 

 

 

これ持っていったらカッコいいだろうなーとか。

 

 

これは家に置いてるだけで毎日ワクワクするなーとか。

 

 

そういう気持ちを大事にしたい。

 

 

 

 

まぁ今日のように『なんとなく』で始まるいい夜もあるんだけどね。