むらよし農園

面白いことが書ければと。

たこ焼きハウス逢坂はカツ丼の名店よ

よさこいも終わり、高知に寂しさと静けさが訪れた午後。

 

気持ちをグッと前に向かせるためにカツ丼が食べたくなった。

 

かつやかな~でもいつも行ってるしな。

もっとパンチが効いててボリュームがあって・・・

 

よし。

ここしかない。

 

たこ焼きハウス逢坂

およそ飲食店とは思えない外観。

 

1年前もブログに書いたが、改めて紹介しようと思う。

 

murayoshinouen.hatenablog.com

 

ここは『たこ焼きハウス逢坂』というたこ焼き屋である。

しかし、その実カツ丼が美味しい何でも屋でもある。

 

周りにはほとんど何もない。

 

佐川急便の営業所があるだけ。

そんな辺鄙な場所にポツンとある。

そらこんなど派手な見た目になるわけだ。

 

店の裏には駐車場がある。

 

とめると、そこにはたこ焼きハウス逢坂のおもてなしの心意気が見える。

いらっしい

 

気合が溢れすぎて「いらっしい」になっている。

とてもチャーミングだ。

 

この裏にはご自由にどうぞと麦茶が置いてある。

なんともうれしい心遣いだ。

 

さて中に入る。

頑張っても5人しか入れないような狭い店内。

幸い誰もおらず楽に座れた。

 

同僚と3人で行き、「カツ丼3つ」

 

大将は、「時間かかるけど?」

 

これはいつもいう言葉である。

実際にはそこまでかからない。

待たせるのは悪いなという店主の優しさだ。

 

甲子園見ながら待つ。

 

 

キタ。

 

カツ丼 700円

なんとも官能的なビジュアルじゃないか。

これに熱々の味噌汁がついて700円は安すぎるだろ。

 

分厚いカツ

 

甘い。

すこぶる甘い。

 

カツ丼はこのくらい甘い方がいい。

そんな思いっきりの良さに感心する。

 

その甘い出汁の味を熱々の味噌汁が引き締める。

 

推定温度120度の味噌汁は最後の最後まで火傷必至の熱さである。

 

まぁ美味いよね。

高知のカツ丼ではここが一番という人もいるくらい。

しょっちゅう食べたいではない、たまに無性に食べたくなる、そんな味だ。

 

僕はここのカツ丼が大好きだが、今回は違うのも食べようと思っていて、前から気になっていた『ちゃんぽん焼き』なるものも頼んでい

ちゃんぽん焼き 650円

思ってたんと全然違うの来た。

 

皿うどん的なのか、焼ラーメン的なの予想してたのだが

 

焼きそばと焼うどんがミックスされてるものがきた。

まさかその意味のちゃんぽんだったとは。

 

だがこれが意外なほど美味しい。

甘い中に酸味の効いたソースが、中華麺にもうどんにもよく絡んでいる。

 

そしてボリュームも凄い。

3人で来ててよかった。

 

完食すると、大将が

 

「コーヒーいる?ホットしかないけど」

 

と聞いてくる。

 

ありがたく頂く。

甲子園見ながらコーヒーを飲み、一服。

最高にCHILLってる。

 

 

 

まわりには何にもない。

人も住んでない。

 

飲食店の立地をランク付けするのなら、

 

駅近や繁華街・・・S

車通りの多いバイパス沿い・・・A

役所や会社の多いオフィス街・・・A

住宅街・・・B

人通りも少なく、国道から逸れた場所・・・C

 

こんな感じだろう。

 

そこいくとたこ焼きハウス逢坂は『D』である。

 

それゆえ、目立つようなあの外観にしているのだろう。

だが、はっきり言って逆効果である。

あの外観で入ってみようと考えるものはほぼいない。

いるのはよっぽどの物好きか廃墟マニアくらいのものだ。

 

しかし、このインパクトのある外観に引いていてはダメ。

ここをグッと一歩踏み出せる人間じゃないと、オモウマイ店にはたどり着けない。

好事家たるもの、こういう店にこそピントを合わせていこう。

 

 

こういう店を掘り起こすことこそ僕の使命。

この夏は高知のマイナーな飯屋をめぐりたい。

 

murayoshinouen.hatenablog.com

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たこ焼きハウス逢坂

〒783-0042 高知県南国市岡豊町586

日曜定休

営業時間:11時~22時